「不動産を売却したいが、今の事業を続けたい」「資産整理と事業承継、両方を同時に進めたい」
そんな課題を抱える医療法人や富裕層オーナーに向けて、“リースバック”という選択肢が注目されています。
今回は、福岡市東区の駅前に位置するオフィスビルを所有していた医療法人が、リースバック+資産整理+再販+事業承継という一連の不動産戦略を実現した成功事例をご紹介します。
医療法人からのご相談|収益ビル売却と資産再構成のご希望
ご相談をいただいたのは、福岡市東区で長年地域医療を担ってきたある医療法人の理事長様。
医療法人が所有し、自院や関連士業(弁護士・会計士など)が入居していた駅前のテナントビルについて、以下のような課題を抱えておられました。
- 不動産を含めた資産全体の見直しを進めたい
- 自院の事業は今後も継続したいが、次世代への承継準備も進めたい
- 建物自体は老朽化もあり、管理・運営に労力がかかっている
このように、「売却したいが、使い続けたい」という一見相反するニーズをどう解決するかが本件の鍵でした。
セイコーエステートが提案した“リースバック型売却”スキーム
そこで弊社セイコーエステートがご提案したのが、リースバックによる売却戦略です。
これは、不動産を第三者に売却した後も、賃借人としてそのまま利用を継続することができる仕組みです。
本事例における戦略的メリット
- 帳簿上の資産をオフバランス化
- 売却益を確保しつつ、事業利用も継続可能
- 将来的な事業承継や組織再編にも柔軟に対応できる形に資産を整理
「所有にこだわるのではなく、“使い続けながらリスクを下げる”という新しい選択肢を提供できたことが、理事長様の安心感につながりました。」
取引先の薬品会社への売却マッチングで信頼性ある引受先確保
リースバックの成功には、信頼できる買主の存在が不可欠です。
今回の物件は、医療系・士業が複数入居する地域密着型ビルであったため、
弊社が日頃よりお付き合いのある大手薬品会社に買主候補としてアプローチしました。
- 信頼できる法人間取引として成約
- 賃貸契約条件も柔軟に調整
- 今後の利用・管理方針も共有された上でスムーズに契約締結
このように、“出口”まで見据えたマッチング力がスムーズな売却の成功要因となりました。
さらに保有していた区分マンションを買取→リフォーム→売却
この医療法人様は、収益ビルの他に市内中心部に3室の区分所有マンションを保有されていました。
こちらについては、当初「将来の資産になるから保有しておくつもり」とおっしゃっていましたが、
法人運営・資金戦略の観点から現金化と再投資の判断を希望され、弊社が直接買取→リフォーム→再販を実施しました。
この対応により得られた効果:
- 管理・修繕の手間からの解放
- 相続時の評価整理が可能に
- リフォーム後の付加価値による価格アップ
- 短期での資産流動性向上
「保有していたことすら忘れかけていた不動産が、今の法人運営の一助になっていることに驚いた」とのお声をいただきました。
現在は駅前の土地売却も受託中|一貫支援が選ばれる理由
ビル・マンションに続き、現在は福岡市内に所有されている駅前土地の売却も弊社にて受託中です。
本事例では、以下のような**“一気通貫型の支援体制”**が信頼獲得につながりました。
支援内容 | 詳細 |
---|---|
コンサルティング | リースバック、資産再編、承継方針の策定 |
売却仲介 | ビル・土地の買主開拓・契約支援 |
直接買取 | 区分マンションの買取→リフォーム→販売 |
建築企画 | 遊休地や既存建物の最適活用提案 |
アフターサポート | 継続的な資産運用・管理支援 |
オーナー様の声|「信頼できるプロが、すべて一括で動いてくれる安心感」
「私たちのように、医療に集中したい立場の人間にとっては、“全部任せられる安心感”こそが何よりの価値でした。」
「建物も、土地も、マンションも。
状況が違っても、全体を見ながら一括して動いてくれたからこそ、
最適な売却タイミングも、承継への備えも整えることができました。」
まとめ|医療法人・富裕層が不動産整理で失敗しないための3つの視点
① 「売却=手放す」ではなく「活かしながら整理」する視点
→ リースバックという選択肢を使えば、事業継続と資産整理を同時に実現できます。
② 出口戦略を“複合的に”設計できるプロと組む
→ 売却・運用・継承など、複数の不動産を組み合わせた視点でトータル提案できる体制が重要。
③ 不動産単体ではなく“人生戦略・法人戦略”として捉える
→ 資産の最適化は、“いつ・誰が・どう使うか”まで考えて初めて成果につながるものです。
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「事業は継続したいが、資産整理も必要…」
「信頼できるプロに全体を任せたい」
成功ポイントまとめ【3つ】
01
“売却しても使い続ける”というリースバック型の発想
自社ビルを売却しながらも事業は継続。オフバランスと事業承継の両立を可能にしたリースバック戦略が大きな転機となりました。
02
複数の不動産を一気通貫で整理・再構成できた
ビル、区分マンション、駅前土地と資産の種類ごとに最適な手段(仲介・買取・リフォーム・販売)を選択し、効率よく資産整理を進行。
03
医療に集中しながら、信頼できる専門家チームに一任できた
医師や理事長のような時間に限りのある立場でも、“まとめて任せられる体制”により、安心してすべての意思決定ができたことが大きな成功要因です。
※お客様のプライバシー保護のため一部の数字等はアレンジしています。