Cool Skin|クールスキン

Cool Skin|クールスキン 建物の外壁を冷やす、次世代の建築冷却システム
Cool Skin|クールスキン
建物の外壁を冷やす、次世代の建築冷却システム
Cool Skin|クールスキン 建物の外壁を冷やす、次世代の建築冷却システム

建物の外壁を冷やす、次世代の建築冷却システム

建物の外壁を冷やす

セイコー・エステート&ディベロップメントは、猛暑・ヒートアイランド・空調負荷の増大という社会課題に対し、建築物の外壁そのものに冷却機能を持たせる研究開発プロジェクト「Cool Skin|クールスキン」を進めています。

Cool Skin(クールスキン)は、特許出願中の建築物外皮材及び冷却システムです。建築物の表面温度上昇を抑える新しい仕組みの社会実装を目指しています。

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  • 実証実験・性能試験について問い合わせる
  • 技術提携・ライセンスについて相談する

猛暑時代の建築に求められる、新しい暑熱対策

近年、日本各地で夏の暑さは厳しさを増しています。
都市部では、アスファルトやコンクリート、建築物の外壁や屋根が日射を受け、表面温度の上昇や周辺環境の暑熱化につながることがあります。

これまで建築分野では、断熱性能の向上、省エネルギー設備の導入、空調効率の改善など、主に「建物内部の快適性」を高める取り組みが進められてきました。

しかし、これからの建築には、建物内部だけでなく、建物の外壁そのものが、周辺環境や都市の熱環境にどのような影響を与えるのかという視点も求められます。

建物の外壁が熱をため込みにくくなれば、建物表面の温度上昇を抑え、空調負荷の軽減や周辺環境の改善につながる可能性があります。

セイコー・エステート&ディベロップメントが研究開発を進めるCool Skin|クールスキンは、このような時代背景から生まれた、建築物外壁の冷却システムです。

従来の打ち水・ミスト冷却・保水性外壁が抱えていた課題

建物や屋外空間を冷やす手段として、これまでも打ち水、ミスト冷却、保水性外壁材などの方法が活用されてきました。これらは、いずれも水の蒸発によって熱を奪う「蒸発冷却」の考え方を活かした技術です。

一方で、実際の建築物に安定的に導入するためには、いくつかの課題もありました。

水の供給が不均一になり、冷却ムラが生じやすい

打ち水やミスト冷却では、水が一部に偏ったり、風の影響を受けたりすることで、濡れる場所と濡れにくい場所が生まれることがあります。

外壁面に対して水を供給する場合も、水が均一に広がらなければ、冷却効果にムラが出やすくなります。

建物の外皮全体を効率よく冷やすためには、供給した水を面方向に均一に広げる仕組みが必要です。

壁体内部の結露や腐食リスクへの配慮が必要

建築物に水を活用する場合、冷却性能だけでなく、建物内部への湿気の侵入や、壁体内結露、内部腐食への配慮も重要です。

外壁材が水を保持する構造であっても、湿気が内部にこもるような設計では、建物の長期耐久性に悪影響を与える可能性があります。

そのため、建築物の外皮材として実用化するには、水を活用しながらも、雨水や湿気を適切に制御する設計が求められます。

環境条件に応じた給水制御が難しい

気温、湿度、日射量、風の強さなどによって、必要な水量や蒸発効率は大きく変わります。

気温が高く乾燥している時は蒸発冷却の効果が期待しやすい一方、湿度が高い時には、過剰に水を供給しても十分に蒸発しない場合があります。

従来の仕組みでは、周辺環境に応じて必要な分だけ水を供給する制御が難しく、水使用量や維持管理の面でも課題が残されていました。

Cool Skinの革新的技術

Cool Skinは、単に「外壁を濡らして冷やす」技術ではありません。建築物の長期使用、メンテナンス性、耐久性を考慮しながら、建物外皮の冷却機能を実装することを目指す研究開発プロジェクトです。

センサー制御によるインテリジェントな冷却システム

Cool Skinは、単体の建材ではなく、環境条件に応じて給水を制御するインテリジェントな冷却システムとしての展開を想定しています。

温度センサーや湿度センサーが周辺環境を検知し、制御装置が必要に応じて給水量や給水タイミングを調整します。

例えば、外気温が高く、外壁表面温度の上昇が見込まれる時間帯には給水を行い、湿度が高く蒸発効率が低い環境では、過剰な給水を抑えるといった制御が考えられます。

これにより、無駄な水使用を抑えながら、長期的に安定した冷却性能を発揮することを目指します。

また、将来的にはIoT技術や建物管理システムとの連携により、施設全体の温熱環境管理、空調負荷の最適化、維持管理の効率化にもつながる可能性があります。

新築だけでなく、既存建築への後付け施工にも対応を想定

Cool Skinは、新築建築物への導入だけでなく、既存建築物への後付け施工も視野に入れています。

ブラケットを介して外壁面へ取り付ける構造を想定することで、既存の建物にも導入しやすい外皮冷却システムとして展開できる可能性があります。

導入が期待される建築物

  • 工場
  • 倉庫
  • 商業施設
  • 介護施設・老人ホーム
  • 学校・公共施設
  • 集合住宅
  • オフィスビル
  • 既存マンション
  • 駐車場・外構施設
  • 大規模修繕を控えた建築物

特に、夏季の外壁温度上昇、空調負荷、作業環境改善、地域のヒートアイランド対策が課題となる建築物において、Cool Skinの活用可能性があります。

新築時に組み込むだけでなく、既存建築の改修やリフォームの選択肢として展開できることは、社会実装を進めるうえで重要なポイントです。

Cool Skinが目指す社会実装領域

Cool Skinは、建材単体の開発にとどまらず、建築、都市環境、省エネルギー、脱炭素、暑熱対策と連動した社会実装を目指しています。

工場・倉庫

工場や倉庫では、夏季の建物内温度上昇や作業環境の悪化が課題となることがあります。
Cool Skinにより外壁表面の温度上昇を抑えることができれば、作業環境改善や空調負荷軽減への貢献が期待されます。

商業施設

商業施設では、来店者の快適性や施設周辺の暑熱対策が重要です。
建物外皮の温度上昇を抑えることで、施設外周部の環境改善や省エネルギーへの貢献が期待されます。

介護施設・老人ホーム

高齢者施設では、夏季の暑さ対策や室内外の快適性向上が重要な課題です。
Cool Skinは、建物外皮から熱環境にアプローチする技術として、介護施設や老人ホームへの応用可能性があります。

学校・公共施設

学校や公共施設は、地域の暑熱対策や環境教育の拠点にもなり得ます。
Cool Skinを導入した実証実験は、自治体のヒートアイランド対策や環境施策とも連携できる可能性があります。

マンション・集合住宅

集合住宅では、外壁改修や大規模修繕のタイミングで、省エネ性や快適性を高める新しい外皮材への関心が高まる可能性があります。
Cool Skinは、将来的にリフォーム・改修領域での活用も視野に入れています。

大学・研究機関との共同研究で進めたいこと

Cool Skinは、特許出願を起点に、
今後さらに性能検証、改良研究、製品化、実証実験を進めていく研究開発プロジェクトです。

セイコー・エステート&ディベロップメントでは、
大学、高専、研究機関、建材メーカー、行政機関、事業会社などとの共同研究を積極的に検討しています。

1. 性能試験・エビデンス取得

まず取り組みたいのが、大学や研究機関の設備を活用した性能試験です。

外壁表面温度の低減効果、蒸発冷却効率、水使用量、湿度条件ごとの性能変化、
耐久性、結露リスク、施工条件による性能差などを客観的に測定し、
技術の有効性を検証していきたいと考えています。

大学名や研究機関名の入った試験データは、
将来の製品化、技術提携、ライセンス展開、補助金申請、行政提案において
重要なエビデンスとなります。

2. 改良発明・周辺特許の共同研究

Cool Skinの基本技術をベースに、
さらに実用性を高めるための改良研究も重要です。

例えば、以下のようなテーマが考えられます。

  • センサー配置と給水制御アルゴリズムの開発
  • 雨水利用との連携
  • 太陽光発電・蓄電池との連動
  • 外壁意匠性との両立
  • 施工性・メンテナンス性の改善
  • 既存建築への後付け施工方法の検証

基本特許の周辺に改良発明を積み上げることで、
技術の実用性を高めるとともに、
より強固な知財ポートフォリオの構築を目指します。

3. 補助金・助成金を活用した社会実装

建築環境、暑熱対策、省エネルギー、脱炭素、地域課題解決に関わる研究開発は、
国や自治体の補助金・助成金の対象となる可能性があります。

大学・研究機関・企業と連携することで、
研究開発費の確保、実証フィールドの確保、社会実装に向けたプロジェクト化を
進めやすくなります。

セイコー・エステート&ディベロップメントでは、
Cool Skinの製品化・実証実験・事業化に向けて、
共同研究、共同申請、技術提携のパートナーを募集しています。

セイコー・エステート&ディベロップメントがCool Skinに取り組む理由

セイコー・エステート&ディベロップメントがCool Skinに取り組む理由
セイコー・エステート&ディベロップメントがCool Skinに取り組む理由

セイコー・エステート&ディベロップメントは、
福岡を拠点に、新築アパート投資、老人ホーム投資、建築設計施工、不動産開発などを手がける建築・不動産領域の企業です。

私たちはこれまで、土地の選定、建築計画、設計施工、収益性、資産価値、そして利用者にとっての快適性を総合的に考えながら、建築と不動産の可能性を追求してきました。

Cool Skinは、その延長線上にある研究開発です。

建物は、ただ建てればよいものではありません。
これからの建築には、暮らす人、働く人、地域環境、都市の暑熱問題、そして将来の持続可能性まで見据えた設計思想が求められます。

猛暑が常態化する時代に、建築会社・不動産開発会社として、建物の外皮から社会課題に向き合う。

それが、セイコー・エステート&ディベロップメントがCool Skinに取り組む理由です。

代表メッセージ

建築の力で、猛暑時代の社会課題に挑む。

私たちはこれまで、福岡を中心に不動産投資家の皆さま、土地オーナー様、法人のお客様に向けて、
建築と不動産を組み合わせた資産形成・事業支援を行ってきました。

その中で強く感じているのは、これからの建築には、単に建物を建てるだけではなく、社会課題にどう向き合うかという視点が必要だということです。

夏の暑さ、ヒートアイランド、空調負荷、建物の長寿命化。
これらは、建築に関わる企業として避けて通れないテーマです。

Cool Skinは、まだ研究開発段階の技術です。
しかし、建築物の外皮そのものを冷やすという発想には、これからの建築や都市環境を変える可能性があると考えています。

大学、研究機関、建材メーカー、行政、事業会社の皆さまと連携しながら、この技術を社会に役立つ形へ育てていきたい。

セイコー・エステート&ディベロップメントは、建築の現場から、猛暑時代の新しい選択肢をつくる挑戦を進めてまいります。

共同研究・技術提携・実証実験パートナーを募集しています

Cool Skinは、特許出願中の技術をもとに、今後、性能試験、改良研究、実証実験、製品化、ライセンス展開を進めていくプロジェクトです。

セイコー・エステート&ディベロップメントでは、この研究開発にご関心をお持ちいただけるパートナーを募集しています。

このような方からのご相談をお待ちしています

  • 建築環境工学に関わる大学・研究室
  • 材料工学・建材開発に関わる大学・研究機関
  • 外壁材・建材メーカー
  • センサー・IoT制御関連企業
  • ゼネコン・設計事務所
  • 工場・倉庫・商業施設の所有者
  • 自治体・公共施設関係者
  • 補助金・助成金を活用した共同研究を検討する機関
  • ライセンス・事業提携を検討する企業
  • 実証実験フィールドを提供できる企業・団体

Cool Skinの可能性に関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Cool Skinの共同研究・実証実験・技術提携に関するご相談はこちら

セイコー・エステート&ディベロップメントでは、特許出願中の建築物外皮材及び冷却システム「Cool Skin|クールスキン」の社会実装に向けて、共同研究・性能試験・実証実験・技術提携・ライセンス展開に関するご相談を受け付けています。

大学・研究機関・建材メーカー・自治体・事業会社の皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。

共同研究に関する問い合わ
実証実験に関する問い合わせ
技術提携・ライセンスにに関する問い合わせ

よくあるご質問

Cool Skinはすでに製品化されていますか?

Cool Skinは、現在、特許出願を起点に研究開発・性能検証・社会実装を進めている段階の技術です。
今後、大学・研究機関・企業との共同研究や実証実験を通じて、製品化に向けた検証を進めていく予定です。

Cool Skinはどのような建物に使えますか?

新築建築物への導入だけでなく、既存建築物への後付け施工も視野に入れています。
工場、倉庫、商業施設、介護施設、学校、公共施設、集合住宅、オフィスビルなど、外壁温度上昇や暑熱対策が課題となる建築物への活用可能性があります。

どのような仕組みで建物を冷やすのですか?

水の蒸発時に熱を奪う蒸発冷却の仕組みを活用します。
Cool Skinでは、給水平面メッシュ層によって水を面方向へ均一に広げ、親水性蒸発層で効率的に蒸発させることで、外壁表面の温度上昇を抑えることを目指します。

水を使うことで建物内部に湿気が入る心配はありませんか?

Cool Skinでは、透湿防水層と背面通気層を組み合わせることで、外部からの雨水侵入を抑えながら、内部の湿気を逃がす構造を想定しています。
今後、性能試験や実証実験を通じて、結露リスクや耐久性についても検証を進めていきます。

大学や研究機関との共同研究は可能ですか?

はい。セイコー・エステート&ディベロップメントでは、Cool Skinの性能試験、改良研究、実証実験、補助金・助成金の共同申請などについて、大学・研究機関との連携を積極的に検討しています。

企業として技術提携やライセンス相談はできますか?

はい。建材メーカー、外壁材メーカー、センサー・IoT企業、ゼネコン、設計事務所、施設所有者など、Cool Skinの社会実装に関心のある企業からの技術提携・ライセンス相談も受け付けています。

補助金や助成金を活用した研究開発は可能ですか?

研究開発の内容や連携体制によっては、国や自治体の補助金・助成金の活用を検討できる可能性があります。
Cool Skinでは、大学・研究機関・企業との共同研究や共同申請も視野に入れています。