福岡大学と共同研究を開始|建物外壁を冷やす次世代冷却システム「CoolSkin®…

福岡大学と共同研究を開始|建物外壁を冷やす次世代冷却システム「CoolSkin®」の社会実装へ
福岡大学と共同研究を開始|建物外壁を冷やす次世代冷却システム「CoolSkin®」の社会実装へ
福岡大学と共同研究を開始|建物外壁を冷やす次世代冷却システム「CoolSkin®」の社会実装へ

猛暑時代の建築に、大学との共同研究で挑む。

セイコー・エステート&ディベロップメントは、建物外壁を冷やす次世代冷却システム「CoolSkin®」の社会実装に向け、福岡大学 工学部建築学科 塚越雅幸准教授・ゼミ生と共同研究を開始します。

福岡大学 工学部建築学科との
共同研究が決定しました

セイコー・エステート&ディベロップメントは、建物の外壁を冷やす次世代冷却システム「CoolSkin®|クールスキン」の社会実装に向け、福岡大学 工学部建築学科 塚越雅幸准教授およびゼミ生の皆さまと共同研究を開始することになりました。

CoolSkin®は、猛暑・ヒートアイランド・空調負荷の増大という社会課題に対し、建築物の外壁そのものに冷却機能を持たせることを目指す研究開発プロジェクトです。

前回のプレスリリースでは、CoolSkin®について、建物の表面温度上昇を抑える仕組みの社会実装を目指し、大学・研究機関・建材メーカー・自治体・事業会社等との共同研究、性能試験、実証実験、技術提携を進めていく方針を発表しました。

今回、福岡大学との共同研究が決定したことで、CoolSkin®は構想段階から、性能検証・実証実験・社会実装に向けた新たなフェーズへ進みます。

共同研究の目的|外壁冷却技術を、
社会に役立つ建築技術へ育てる

CoolSkin®は、単に外壁を濡らして冷やす技術ではありません。

外壁面に水を供給し、面方向へ広げ、蒸発冷却の考え方を活かしながら、温度センサー・湿度センサー・制御装置・IoT連携などを組み合わせることを想定した建築物外皮材および冷却システムです。

しかし、実際の建築物へ導入するためには、さまざまな検証が必要です。

たとえば、以下のような課題があります。

  • 外壁表面温度の低減効果はどの程度あるのか
  • 気温・湿度・日射条件によって効果はどう変わるのか
  • 水の使用量をどのように最適化できるのか
  • 外壁材としての耐久性に問題はないのか
  • 水分や湿気が建物内部に悪影響を与えないか
  • 施工性・メンテナンス性は実用レベルにできるのか
  • 既存建築への後付け施工に対応できるのか

今回の共同研究では、こうした論点を整理し、CoolSkin®の性能検証・課題抽出・改良方針の検討を進めていきます。

なぜ福岡大学・塚越雅幸准教授との
共同研究なのか

共同研究の目的|外壁冷却技術を、
社会に役立つ建築技術へ育てる

福岡大学 工学部建築学科の塚越雅幸准教授は、建築材料、建築物の長寿命化、耐久性評価、補修・保護技術などを専門領域とされています。

福岡大学工学部建築学科の公式紹介では、塚越准教授は「循環型建築材料」と「建築物の長寿命化」をキーワードに、地球環境にやさしく、長く安全・快適に暮らせる建築物の実現を目指して研究していると紹介されています。

また、福岡大学大学院 工学研究科 建設工学専攻の情報では、塚越准教授の研究テーマとして「建築部材の耐久性評価および予測と補修・補強に関する研究」が掲載されています。

CoolSkin®は、外壁に水分を扱う仕組みを組み込む研究開発であるため、冷却性能だけではなく、外壁材としての耐久性、長期使用時の安全性、建築物への影響、補修・保護の観点が重要になります。

そのため、塚越准教授の専門領域は、CoolSkin®の社会実装を目指すうえで非常に重要な視点となります。

ゼミ生も参加する、実践型の研究開発プロジェクトへ

今回の共同研究では、塚越准教授だけでなく、ゼミ生の皆さまも参加し、CoolSkin®の性能検証や実験、データ収集、考察に関わる予定です。

これは、単なる企業と大学の共同研究にとどまりません。

学生にとっては、実際の社会課題に対して、建築材料・外壁・環境性能・耐久性・実証実験という観点から向き合う実践的な学びの機会になります。

企業にとっては、若い研究者・学生の視点を取り入れながら、技術の可能性や課題を客観的に検証できる機会になります。

セイコー・エステート&ディベロップメントは、福岡の中小企業でありながら、大学・学生・研究者と連携し、地域から次世代の建築技術を育てる取り組みに挑戦していきます。

共同研究で検証していきたいテーマ

共同研究で検証していきたいテーマ

今回の共同研究では、以下のようなテーマについて検証・研究を進めることを想定しています。

外壁表面温度の低減効果

CoolSkin®を設置した外壁面と、通常の外壁面を比較し、表面温度の変化を測定します。

日射条件、気温、湿度、風の有無などの環境条件によって、温度低減効果がどのように変化するかを確認します。

蒸発冷却の効率と水使用量

CoolSkin®は、水の蒸発によって熱を奪う「蒸発冷却」の考え方を活用します。

ただし、水を多く使えばよいというものではありません。

少ない水量で効率よく冷却できるか、過剰な給水を抑えられるか、水の膜をどのように外壁面へ広げるかなど、実用化に向けた検証を行います。

外壁材としての耐久性・安全性

外壁に水分を扱う仕組みを組み込む場合、冷却性能と同じくらい重要なのが、建物の長期耐久性です。

水分や湿気が内部に悪影響を与えないか、材料の劣化を早めないか、外壁材として長期使用に耐えられるかを検証する必要があります。

既存建築への後付け施工の可能性

CoolSkin®は、新築時の導入だけでなく、既存建築への後付け施工も視野に入れています。

既存の建物に設置する場合の施工性、固定方法、メンテナンス性、安全性についても検討を進めます。

社会実装に向けた課題整理

研究室で効果が確認できたとしても、社会実装には別の課題があります。

施工コスト、維持管理、水源、景観性、外壁デザイン、法規制、建物用途ごとの適性など、実際の建築現場に導入するために必要な条件を整理していきます。

猛暑・ヒートアイランド・空調負荷に、
建築からアプローチする

CoolSkin®が目指しているのは、単なる建材開発ではありません。

猛暑が続く日本において、建物そのものが暑熱対策の一部になることを目指す取り組みです。

都市部では、アスファルトやコンクリート、建物の外壁や屋根が日射を受け、表面温度の上昇や周辺環境の暑熱化につながることがあります。前回のプレスリリースでも、これからの建築には、建物内部だけでなく、建物外壁が周辺環境や都市の熱環境に与える影響を考える視点が求められると発信しました。

CoolSkin®は、建物外皮から猛暑・ヒートアイランド・空調負荷という社会課題にアプローチする技術です。

今後、福岡大学との共同研究を通じて、性能データを取得し、課題を整理しながら、社会実装に向けた可能性を検証してまいります。

不動産投資家・法人オーナーにとっての意義

不動産投資や法人建築において、建物の価値は立地や収益性だけで決まるものではありません。

これからは、建物の快適性、省エネルギー性、環境性能、維持管理性、地域社会への配慮といった視点も、長期的な建物価値を考えるうえで重要性を増していきます。

セイコー・エステート&ディベロップメントは、新築アパート投資、老人ホーム投資、法人向け建築、不動産開発に取り組むなかで、収益性だけでなく、建物を使う人の快適性や将来の環境対応まで見据えた建築提案を重視してきました。

CoolSkin®の共同研究は、その姿勢をさらに発展させるものです。

投資家・土地オーナー・法人オーナーの皆さまに対しても、将来的には「環境性能を備えた建築」「暑熱対策に配慮した建物」「長期的に選ばれる不動産」の選択肢を提案できるよう、研究開発を進めてまいります。

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今回の共同研究は、採用活動においても大きな意味を持つ取り組みです。

建築士、施工管理、不動産営業、用地仕入れ、設計・企画に関わる仕事は、単に図面を描く、現場を管理する、土地を仕入れる、建物を販売するだけではありません。

これからの建築業界では、DX、環境対応、研究開発、社会課題解決といった視点を持ちながら、新しい価値を生み出す力が求められます。

セイコー・エステート&ディベロップメントは、福岡を拠点とする中小企業でありながら、大学との共同研究を通じて、次世代の建築技術に挑戦しています。

地域に根ざしながら、未来の建築に関わる仕事がしたい。
建築の力で社会課題に向き合いたい。
単なる施工や営業ではなく、新しい価値づくりに関わりたい。

そのような方にとって、CoolSkin®共同研究プロジェクトは、当社の企業姿勢を象徴する取り組みです。

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今後の展開

今後は、福岡大学 工学部建築学科 塚越雅幸准教授・ゼミ生の皆さまと連携し、CoolSkin®の性能検証・実験・データ収集・課題整理を進めていく予定です。

研究成果や検証の進捗については、公式サイト、プレスリリース、採用サイト、SNSなどを通じて随時発信してまいります。

また、CoolSkin®の社会実装に向けて、今後も以下のような連携を検討していきます。

  • 実証実験フィールドの提供
  • 建材メーカーとの技術提携
  • センサー・IoT企業との連携
  • 自治体・公共施設での暑熱対策実証
  • 工場・倉庫・商業施設での検証
  • 介護施設・老人ホームでの快適性向上に関する検証
  • 既存建築への後付け施工の検討

髙木政利 代表取締役 コメント

私たちはこれまで、福岡を中心に、新築アパート投資、老人ホーム投資、法人建築、不動産開発に取り組んできました。

その中で、これからの建築には、単に建物を建てるだけではなく、猛暑、ヒートアイランド、空調負荷、環境性能、建物の長寿命化といった社会課題に向き合う視点が必要だと感じています。

CoolSkin®は、建物の外壁そのものを冷やすという発想から生まれた研究開発です。

今回、福岡大学 工学部建築学科 塚越雅幸准教授、そしてゼミ生の皆さまと共同研究を進められることを大変うれしく思います。

大学の専門的な知見と、私たちが持つ建築・不動産の現場感覚を掛け合わせることで、CoolSkin®を社会に役立つ技術へ育てていきたいと考えています。

福岡の中小企業であっても、地域の大学と連携し、未来の建築技術に挑戦できる。

その姿勢を大切にしながら、猛暑時代の建築に新しい選択肢をつくってまいります。

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